2008年5月1日更新 記者おとなっち



遺伝子を活用して盲導犬を増やすA
盲導犬の歴史(世界編)

そもそも盲導犬とは、いつから活躍しているのでしょうか?古い歴史をたどってみると「ポンペイの壁画」にたどりつきます。

ポンペイとは現在のイタリア南部にあるミラノ近郊にあった都市国家です。紀元後79年、「ヴェスヴィオ火山」でポンペイは壊滅します。ようやく18世紀に発掘をスタートさせ、数多くの壁画の存在が確認できました。その中の一つに、視覚障害者の男性と歩いている犬の絵がみつかりました。


初めて盲導犬の訓練をしたのが1819年、ウィーンの神父「ヨハン・ウイルヘルム・クライン」という人物が細長い棒を首輪につけ、その訓練データを基にしてテキストを発行しました。しかし、厳しい内容から盲導犬の定着にはいたらなかったのです。


盲導犬が定着したのが第一次世界大戦中(1916年)のドイツです。目を負傷したドイツ兵を介助する目的で、赤十字社とシェパード犬協会の協力で盲導犬育成のための学校を設立する。

1923年には国立の盲導犬学校をドイツのポツダムに設立し、視覚障害者の社会復帰に貢献します。また、世界から集まった訓練士を招きいれ、これが世界に盲導犬が波及する要因となりました。


現在、アメリカには1万2000頭の盲導犬が活躍しているといわれているが、その礎(いしずえ)を築いたのがアメリカ人の「ドロシー・ユーステス夫人」です。1929年、ニュージャージー州盲導犬育成の学校を築きました。

このように、世界の盲導犬の活躍を見てみると歴史は浅く、20世紀の前半に基礎ができているのがわか。(盲導犬の歴史 日本編に続く)

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