2008年5月1日更新 記者おとなっち



遺伝子を活用して盲導犬を増やすC
バイオバンク構想


2004年に文部科学省が盲導犬育成に関するプロジェクトを立ち上げました。これは、盲導犬不足に歯止めをかけるため、国家レベルで盲導犬を増やす研究に着手し、多くの視覚障害者に提供できる環境を整えるのが目的です。

訓練した犬のうち3割程度しか盲導犬にはなれません。それは、犬の集中力・判断力・記憶力、または健康の問題など、視覚障害者の安全を守れる犬でしか盲導犬にはなれないからです。

(盲導犬になれなかた犬は、ボランティアに方に引き取られたり、盲導犬をもっと知ってもらうために啓発犬となったりしています。)


このプロジェクトのリーダーである帯広畜産大学の鈴木宏士教授は、現在の盲導犬合格率を3割程度から6割程度まで高めたいと考えているそうです。

そもそも、盲導犬が不足している原因は何か?その要因の一つに繁殖犬の不足が指摘されています。盲導犬の候補となる犬は、オスの場合生後6ヶ月に去勢され、メスは生後8ヶ月〜11ヶ月の間に不妊手術が行われる。その為、盲導犬としての能力が認められたとしても、子供を残すことができないのです。

鈴木教授のチームは訓練に入る前に「メス犬の卵巣を凍結保存」し、優秀な犬だと判断された場合、卵巣を元に戻し繁殖犬に移植される事で盲導犬の繁殖を高めたいと考えています。

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