日銀は2008年10月31日、政策金利の利下げを発表し、0.5パーセントから0.3パーセントに金利を引き下げました。
実は、この金利は「公定歩合」のことではなく、短期金融市場である「無担保コール翌日物」の誘導目標の事を指します。
公定歩合とは、日銀が金融機関に貸すときの利子のことです。しかし、1994年の金融自由化により、金融機関は自由に金利を決められることなりました。
その為、公定歩合を調整する事で金融機関の金利を操作する事ができなくなりました。
現在の金融機関は「短期金融市場」(無担保コール翌日物)で資金の大半を調達しています。資金がある金融機関から資金のない金融機関にお金を貸すための市場です。
日銀は、ここで取引を行う金利を調整する事で、景気をコントロールしているのです。短期金融市場で金利が高くなる時は、資金を必要としている金融機関が多い時です。
その際、日銀は金融機関が保有している国債を引き取り、かわりに現金を渡す事で需給のバランスと取っています。
現在の公定歩合は0.5パーセントですので、短期金融市場がこの数字を超えるような状況が起きた時、資金を必要としている金融機関は日銀からお金を借りたほうが安くすみます。
よって、現在の公定歩合は短期金融市場での上限金利の役割を果たしている事になります。
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