2008年11月8日更新 記者 おとなっち   携帯版はこちらです


2008年ノーベル経済学賞受賞「ポール・クルーグマン」とは誰?

2008年のノーベル経済学賞を受賞したのが「ポール・クルーグマン」です。グローバル化により、世界はどのような影響を及ぶのか?という理論を展開しての受賞となりました。

キーワードは「偶然」です

貿易とは、お互いの足りないものを補うために存在しています。例えば、日本では原油がほとんど採れません。海外で採れる原油を輸入することで対処しています。

このような地理的条件における格差を是正するために、世界の国々と貿易が行われています。しかし、日本でも海外でも同じものを作り、同じものを貿易しあう現象も見られます。

日本でもアメリカでも作ることができる自動車は、地理的条件はあまり関係がない産業なのに、何故日本は自動車を得意分野になっているのか?

自由貿易に伴い、各国の得意な産業を発展させる事で、国際的な分業により、国の経済が発展する考えが定説となっています。しかし、何故アメリカは航空機産業が得意な分野になったのか?何故、各国の得意分野が生まれてきたのか?この考えを説明できる人がいなかったのです。

ポール・グルーグマンは、これを「偶然」とする貿易理論を展開させた経済学者です。航空機産業の発展は、1959年から1975年に起きたベトナム戦争による「特需」が要因だと考えました。

これにより、生産が拡大し、技術力をつけ、国際的な競争力を勝ち取る事ができたと指摘します。ベトナム戦争という偶然が、結果としてアメリカを航空機産業を発展させたというのです。

このような偶然が、世界各国で起こった結果、得意分野がうまれたとの結論を出しています。

グローバル化の結果、生産拠点は集積化し、高度技術都市と低開発都市の二極化現象が起きている事を指摘しています。  次のレポートへ


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