2008年11月5日更新 記者 おとなっち   携帯版はこちらです

日本初の日本銀行券は苦情が殺到した

日本初のお札は、1600年ごろに伊勢(いせ)商人の間で取引が行われたものだそうです。しかし、国が発行したものではないので、紙幣といえるものなのか疑問に残ります。

1868年、明治政府になって初めて発行したお札が金10両札です。しかし。印刷技術に乏しかったために、偽物が多く出回ってしまいました。そこで、技術の優れたドイツやアメリカに発注をお願いするのです。

現在流通しているお札は日本銀行が発行しているものです。日本初の日本銀行券の発行は1885年(明治18年)になります。

やはり、この時代も偽物対策に力を入れており、イタリアから有名な彫刻家を招き入れては、精巧なデザインで偽造を防止する対策を行っていました。

しかし、お札を発行するに当たり、印刷局は大きな過ちを2つ犯してしまったのです。

1つは水色の紙幣を発行したことです。見栄えの良い光沢のある紙幣を作ることに専念をし、使用したインクを「鉛化合物」のものとしました。実は、この成分は温泉などの成分と化学反応を起こし「真っ黒」になってしまうものなのです。温泉の旅行客が真っ黒になったお札を見てビックリ・・・

もう一つは、紙幣の原料にこんにゃく粉を混ぜる事で、光沢を出そうとしてしまったことです。これが、ネズミなどのえさの対象になってしまい、苦情が殺到してしまいました。    次のレポートへ

参考資料 国立印刷局お札の歴史


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