
ノーベル経済学賞はノーベル賞ではない?
むかしむかし、スウェーデンに「アルフレッド・ノーベル」(1833ー189)さんが住んでいました。ノーベルさんは17歳の時に世界七カ国を旅行することとなり、色々な科学の知識を身につけていきました。
その後、友達の作った爆薬に注目するのです。当時から爆破するためのアイテムは存在していましたが、持ち運ぶとすぐに爆発してしまう代物で、なかなか使い勝手が良くありませんでした。
そこで、ノーベルさんは爆薬の一つである「ニトログリセリン」を使って、使い勝手のよい爆薬を作ることに成功したのです。これが「ダイナマイト」と呼ばれるものです。
「ダイナマイト」は工事現場などで使われ、効率のよいアイテムとして普及していきました。一方で軍事アイテムとしても使われてしまい、戦争で多くの犠牲者を出してしまうのです。
ノーベルさんは「ダイナマイト」を作った事を後悔してしまいます。ダイナマイトを作ったことで大富豪となっていたノーベルさんは遺書を残すのです。
遺書 『ダイナマイトで稼いだお金を銀行に預けてほしい。そうしたら利息がつくだろ?毎年社会に貢献した人に対してこの利息を与えて欲しいんだ。そうだなぁ〜。利息を5等分に分けてくれ!「物理学」・「化学」・「文学」・「医学・生理学」・「平和」の五つだ!この分野で貢献した人に利息を渡して欲しいんだ』
なんと!経済がないではないか・・・ そうなのです。ノーベルの遺書の中には「経済」という分野は含まれていなかったのです。
ノーベル賞が始まったのは1901年です。しかし、ノーベル経済学賞が始まったのは1969年なのです。1968年はスウェーデン国立銀行の300周年!そこで、ノーベル財団に対してあるお願いをしたのです。
「300周年を記念してノーベル経済学賞を作りたい。賞金はスウェーデン国立銀行が出しますので、授賞式などは一緒に行ってもいいでしょうか?」
そういう経緯があるので、ノーベル経済学賞の正式名称は「アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン銀行賞」となります。よって、ノーベル経済学賞は本来ノーベル賞ではないのです。
その為、日本人がノーベル賞を受賞した際、賞金は非課税となりますが、ノーベル経済学賞の賞金には税金がかけられるのです(^^) 次のレポートへ
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