
「スポーツ仲裁裁判所」とは何ですか?
日本では、水泳の千葉すずさんやサッカーの我那覇和樹(がなは かずき)選手が「スポーツ仲裁裁判所」に訴えたことで話題となっています。
千葉さんの場合は、2000年に行われたシドニーオリピックの選考会レースで、五輪A標準記録を突破し、200メートルの自由形で優勝します。しかし、実績を残しているのに、代表選手に選ばれなかった事を理由に仲裁を求めました。(結果は千葉さんの主張が受け入れられませんでした)
我那覇選手は、2007年4月に体調不良になり点滴を受けました。国際サッカー連盟(FIFA)は点滴は原則禁止となっており、緊急の場合は申請が必要なのだそうです。申請をしなかった我那覇選手は「ドーピング」扱いとなり、6試合の出場停止処分となりました。
我那覇選手は「ビタミン」のみを注入したにすぎず、「ドーピング行為」にあたらないと主張し、「スポーツ仲裁裁判所」に訴えるのです。(結果は我那覇選手の主張が受け入れられました)
スポーツ仲裁裁判所て何をするところなの??
スポーツ仲裁裁判所は、CAS(Court of Arbitration for
Sport)とも呼ばれ、本部はスイスのローザンヌにあります。スポーツ界で起きたトラブルを解決するにあたり、一般の裁判所では、費用や時間がかかるため、その対策として国際オリンピック委員会(IOC)が考案された国際的機関です。
例えば、以下のような問題を仲裁します。
・ドーピングをめぐる裁定
・競技結果の裁定
・出場資格の認定
当事者同士が、スポーツ仲裁裁判所の裁定に従うと同意し、契約をした時に仲裁を申請できます。名前を見ると「裁判所」なんだと思われるかもしれませんが、スポーツ界で解決する事を目指す「仲裁機関」として存在しています。
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