2008年6月3日更新 記者まゆみん



「金メダル」は銀をベースに作られている

2008年8月8日の午前8時に開会式が行われ、いよいよ北京オリンピックが開催されます。先日は大地震に見舞われオリンピックの動向が気になるところですが、オリンピックでは各競技で一位になった人には、「金メダル」が授与されます。実は、全部金でできてないってこと知ってましたか?

まずオリンピックは紀元前15年以前に行われており、当時は「オリンピア祭」と呼ばれていたそうです。古代ギリシャでは、神に捧げるために色々な競技が各地で行われていました。そのうち、オリンピア地方で行われていた「オリンピアゲームズ」というものが、色々な地域でも行われるようになり、やがて国家的な競技へとなりました。

これがオリンピックの始まりです。競技種目は最初短距離走のみだったそうですが、回を重ねるごとに長距離やレスリングやボクシングなどの競技が加わったそうです。

ちなみに古代オリンピックも4年に1度のうるう年に行われていたそうで、現代でもその名残でオリンピックが開かれています。


さて、問題の「金メダルは全部金でできてない」という事ですが、まず初期のオリンピックでは金メダルなど存在しませんでした。古代オリンピックでは優勝した者にはオリーブで作られた葉冠が贈られていました。そして第一回アテネ大会では、「葉冠だけではちょっとねぇ・・・」ということで、一位になった人には「銀メダル」を。二位になった人には「銅メダル」が授与されていました。

ではいつから金メダルを贈られるようになったかというと、なんと第四回ロンドン大会からなのです。


オリンピック憲章を見てみますと、「メダルは少なくとも直径60ミリ、厚さ3ミリでなければならない。1位および2位のメダルは銀製で、少なくとも純度1000分の925であるものでなければならない。また、1位のメダルは少なくとも6グラムの純金で金張り(またはメッキ)がほどこされてなければならない」とあります。

現在の金メダルも銀製のもので形をつくり、金でコーティングするだけなのです。金額も銀メダルとたいして差額はないようです。全部金で作らないのは、金の性質に問題があったり、授与された人が強盗に狙われる、または、100パーセント純金にすると、銀メダルの100倍の価格になってしまうから。などの説がありあります。