2008年7月31更新 記者まゆみん


「ういろう」 名前の由来

名古屋名物の「ういろう」を知っていますか~?「ぷるぷる」していてあまーい食べ物ですよね。ところで「ういろう」という名前。とても個性的で面白いネーミングですが、何故このような名前になったのでしょうか?

今からおよそ600年前、礼部員外郎(れいほうえんういろう)という人物が中国から日本に移り住みました。この人は中国で薬屋さんのお仕事をしていましたが、「せき」や「たん」などに効く薬を日本でも紹介したのです。

この薬に名前をつけなければなりません。
そこで、中国から紹介してくれたこの人物の名前を取り「ういろう」と名づけました。彼は「薬」だけではなく、お菓子の作り方もまで紹介しました。このお菓子の名前も、外郎(ういろう)さんが作ったので「ういろう」と名づけられたのです。

そうなのです!
ういろうの名前の由来は人の名前だったのです!

歌舞伎役者の二代目市川団十郎は、激しいせきが何日も続き「このままじゃ役者として舞台には立てない・・・」と考えていました。そこで、外郎(ういろう)が伝えた「透頂香ういろう」という薬を服用すると、なんと一発で治ったそうです。外郎家にお礼をしに行ったときに「この薬を上演して広めたい!」と強くお願いしたそうです。


実は「ういろう」を名物にしているところは他にもたくさんあります。

・京都市
・小田原市(外郎さんが住んでいた町)
・山口市
・岐阜県
・宮崎市
・神戸市長田区
・伊勢市
・徳島県

などです。私の実家(岐阜)でも「やはり」お土産屋さんに「ういろう」が置いてありました。

色々な地域が「ういろう」を名物としているのは何故でしょうか・・・?

実は「外郎」さんは全国行脚して販売していたそうですよ^^。うちでも同じようなものを作ろう!ということで、色々な地域でういろうが販売されているそうです。もちろん各県によって製法は少し異なっているようです。

「ういろう」といえば名古屋!何故、名古屋が「ういろう」のメッカ?となったのでしょうか?

明治12年、徳川慶勝公から「青柳」の家号をもらい「青柳ういろう」が誕生します。「ういろう」は商売になる!と判断した経営者は、昭和6年に積極的に営業をかけ、販路を拡大したのです。この活動が「ういろう」=「名古屋」となり今日に至るのです。

漢字の問題で「外郎」と出たら「ういろう」と答えてくださいね♪礼部員外郎さんが伝えてくれたから「ういろう」です☆


参考資料
青柳ういろう■Q&A