平成19年4月16日更新 記者 みかりん



「いってらっしゃーい♪」と手を振るのは何故ですか?

魂振り(たまふり)という儀式をご存知だろうか?
頒布(ヒレ)という薄く長い布を振り、神の魂を奮い立たせ、神を呼び寄せる儀式である。

神社で参拝するときに拍手をうったり、鈴を鳴らすのは空気を振動させて、神の力を鼓舞させようという魂振りの変形したものである。

やがて、この魂振りは人に対してもおこなわれるようになった。

「万葉集」には恋人に袖を振る歌が残っているが、これは愛しい人の魂を引き寄せる呪い(まじない)が、袖を振ることであったようだ。

日本人が「いってらっしゃい」と手振るのも、魂振りの意味があった。昔の人はでかける人に手や袖を振ることで、神霊をよびその加護によって安全に旅ができるようにと祈った。

「いってらっしゃい」と手を振るのはただの合図ではなく、魂振りと深い関係があったのだ。






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