2008年7月11日更新 記者 まゆみん



果汁100パーセントのジュースは100パーセントではない?

果汁100%のジュースは、「ストレート果汁」と「濃縮還元果汁」の二種類が存在しています。

「ストレート果汁」とは、果実をそのまましぼったものを熱処理にかけ、すぐ冷凍保存したものをいいます。私達が抱く果汁100パーセントのイメージ通りの構造です。

「濃縮還元果汁」とは、果実をしぼって出てきた果汁から、水分だけを飛ばして冷凍する方法です。

果汁100パーセントのジュースでも水分が含まれているので、それを飛ばす事により、運送コストを抑えることができるのです。また、キリンビバレッジのホームページによると、一年中果汁を効率よく保存できるメリットを上げています。果実を収穫できる時期に限りがあるので、安定して供給するために、1/5 〜 1/6 程度の重量に落として保存するのだそうです。

それぞれの工場に着くと、濃縮したジュースに水分を加え「還元」させます。このときに、水分と一緒に蒸発して損なわれてしまった「香り」を補うために「香料」が添加されます。この香料は、元々果汁に存在するものを使用しただけなので、100%ジュースと表示してもいいと「JAS法」で決められています。

ちなみに
みなさんは、100パーセントのジュースに「加糖」と表記されているパッケージをご覧になった事はありませんか?

「あるある!加糖が入ってるのに何故100パーセントなのだろう〜と思っていました」

実は、「5%以下の加糖(砂糖やはちみつを加える)」を入れても100%ジュースとして表記してもいい事になっているのです。その際「加糖」とパッケージに表示する義務が生じます。

また、ストレート果汁や濃縮還元果汁にも言えることですが、果物は空気に触れてしまうと、どうしても傷みが発生してしまいます。そこで「酸化防止剤」(ビタミンCやビタミンEなど)を加えているジュースも存在しています。やはり、果汁100パーセントのジュースとして表記してもいい事になっています。

レポート結果
100パーセントと表記されているものの、実際は少し事情が異なる事がよくわかりました。

参考資料
キリンビバレッジ ストレート果汁と濃縮還元果汁について

日本果汁協会

朝日新聞2005年8月27日の記事





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