2008年7月20日更新 記者 まゆみん



魔法瓶は何故温度を保つ事ができるの?

魔法瓶の歴史
魔法瓶の原型が生まれたのは1881年のドイツです。「ヴァインホルト」という人物が、ガラスを二重構造にして熱などが伝わらない事を発明します。そして、1897年、イギリスのデュワーという人物が、ガラスの二重構造から金属製のものに変えます。1909年に日本へとやってきた魔法瓶は、1978年にはステンレス製の魔法瓶が日本で開発されたのです。


資料 タイガー魔法瓶
真空断熱材の部分が二重構造になっています。

ん?二重構造?
熱の性質を調べてみると、「高い温度」の物と「低い温度」の物とが接していた場合、高温から低温に熱が移動するのだそうです。これを熱伝導と言います。

二重構造にすることによって、熱が逃げるのをある程度防いでくれるのです。

しかし、二重構造にしただけではどうしても熱は逃げてしまいます。そこで、二重構造の部分を「真空」にすることによって、熱が逃げるのを防いでいるのです。

ん?真空?
真空とは空気や水がない状態の事をいいます。宇宙は真空なので熱が伝わりません。二重構造の部分を、空気や水がない状態にする事で、外部の熱を伝わらないようにしているのです。

ここでまた厄介な問題が・・・
熱は「放射」するという性質を持っているのです。魔法瓶の温度を一定に保つためには、その放射も防がなければなりません。そこで、二重構造になっている内側の面に、鏡のように反射させるものを取り付けたのです。逃げようとする熱を、鏡で跳ね返してビンの中に戻しているのです。

おさらい
魔法瓶が冷めない理由は、二重構造にしてさらに真空にしているから熱が伝わりにくい。逃げようとする熱を鏡みたいなもので防いでいるので、温度を保つ事ができるのです。

*完全に真空にするのは不可能に近く、熱を跳ね返しも100%達成できているわけではありません。ある一定の時間が経てば、魔法瓶の中のお湯は冷めてしまいます。

参考資料
タイガー魔法瓶WEBサイト






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