日本初の日本銀行券は苦情が殺到した
日本初のお札は、1600年ごろに伊勢(いせ)商人の間で取引が行われたものだそうです。しかし、国が発行したものではないので、紙幣といえるものなのか疑問に残ります。
1868年、明治政府になって初めて発行したお札が金10両札です。しかし。印刷技術に乏しかったために、偽物が多く出回ってしまいました。そこで、技術の優れたドイツやアメリカに発注をお願いするのです。
現在流通しているお札は日本銀行が発行しているものです。日本初の日本銀行券の発行は1885年(明治18年)になります。
やはり、この時代も偽物対策に力を入れており、イタリアから有名な彫刻家を招き入れては、精巧なデザインで偽造を防止する対策を行っていました。
しかし、お札を発行するに当たり、印刷局は大きな過ちを2つ犯してしまったのです。
1つは水色の紙幣を発行したことです。見栄えの良い光沢のある紙幣を作ることに専念をし、使用したインクを「鉛化合物」のものとしました。実は、この成分は温泉などの成分と化学反応を起こし「真っ黒」になってしまうものなのです。温泉の旅行客が真っ黒になったお札を見てビックリ・・・
もう一つは、紙幣の原料にこんにゃく粉を混ぜる事で、光沢を出そうとしてしまったことです。これが、ネズミなどのえさの対象になってしまい、苦情が殺到してしまいました。
参考資料
国立印刷局お札の歴史